点検商法とは、「無料で点検します」などと言って突然家にやってきて、点検した後、「状態が悪い。すぐに工事しないと大変なことになる」などと不安をあおって契約を取り付ける商法です。特に屋根工事の点検商法に関するトラブルが増えています。屋根以外にも床下や排水溝といったパターンもあります。
■典型的な勧誘例
突然家にやってきた事業者に「近所の工事の挨拶に来ました。屋根が浮いているみたいなので無料で点検します」などと言われる
⇒点検してもらったところ、「このままだと台風が来たら雨漏りします。瓦が飛んだらご近所にも迷惑がかかります」と不安をあおられる
⇒「この場で契約するなら安くしますよ」と契約を勧められる
■トラブルを避けるために
・「無料で点検」など言われても、安易に点検させない
・必要のない工事はきっぱり断る
・工事を検討する場合でも事業者の説明をうのみにせず、複数社から見積もりをとる
・事業者から保険金を使って修理できるという説明をされたら注意
※経年劣化による損傷なのに自然災害による損傷と保険会社にうその申請をするよう指示されるケースがあります。
うその理由で保険金を請求すると、保険会社から保険金の返還請求や保険契約の解除をされる可能性があるほか、刑事罰に問われる可能性もあるので絶対にしないでください。
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